おためしセミリタイヤ

セミリタイヤ

現在の私は41歳独身無職。
字面だけ見るとだいぶヤバイ感じがしておもしろい。
何か事件に巻き込まれてニュースに私が出たら、この肩書きだけで色々な妄想がされるんだろうな。
肩書きだけでその人のすべてを表すことはできないと分かっているのに、ついつい人はステレオタイプな妄想をしてしまう。
いま、あなたの頭の中の私はどんな人でしょうか?

ちなみに私は3年前まで東証1部上場企業で働いていて、年収は同年代の男性平均のやや上でした。
気のいい上司や同僚に恵まれていて、このまま勤めていけば老後の安泰がほぼ約束されていました。
そんな私がなぜ今無職かというと、無職を選んだからです。

これまで約20年働きました。
20代の頃は別の超ブラック企業にいたので、毎月の残業時間が100時間を超えていました。
長時間残業が当たり前の業界だったので、働いたのは20年だけど1日8時間労働で計算したら30年分は働いたかもしれません。

そんな無茶な働き方が祟ったのか、35歳を過ぎたあたりからなんとなく体調が悪い状態が続いていました。
本格的に体調を崩すわけじゃないがなんとなく調子が悪い。
この状態を表すのに適した言葉があります、そう『不定愁訴』です。

歳のせいかもしれない、と思いながら誤魔化してきましたが調子はどんどん悪くなるばかり。
食べると必ずお腹を壊す、喉に何かが詰まった感じがして息苦しい、あれこれ気になることが頭の中でいっぱいになって集中力が続かない。
そのせいで仕事のパフォーマンスが以前ほど出ない。
同じパフォーマンスを出そうと頑張ると、とても疲れてしまう。
いくつか病院に行ってみたが改善しない。
このまま誤魔化していていいのか?もっと悪くなったらどうしよう?
色々と思い悩み考えた末に、しばらく仕事をしなくても暮らせる準備をする事にしました。
お金を貯めて、低コストで生活できるように生活スタイルを変え。
そして準備が整った2023年4月、私は無職になりました。

それから11ヶ月、いまは2024年2月。体調はかなり良くなりました。
色々試したので何が良かったのか分かりません。順調に回復したわけではなく停滞期もありました。
回復していると実感できたのは2023年の10月頃でした。
今は仕事を辞める頃よりもずっと体調がいいです。
胃腸の調子も良い、好きなものが食べられる、謎の喉の詰まりにも息苦しさにも悩まされない、頭はシャッキリしている。
ほぼ普通の状態に戻ることができました。
こんなに調子がいいのは何年ぶりだろう?
無職になる決断をして本当によかった。

先のことはゆっくりでいい。
この先は今までの20年とは違う生き方を楽しもう。
新しい生き方をのんびり綴っていけたらと思います。

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